PowerApps 画面上部にバナー通知を表示する
簡単なメッセージを表示できる関数があります。
Notify()関数を使用すると、このようなバナー表示を出すことができます。
(無駄なものがいくつかあって見にくくてすみません)
Notify("表示するメッセージ")
OnSelectなどに上記のように記述すると使えます。
また、第2引数も指定することができ、
・警告メッセージ(黄色)
Notify("メッセージ",NotificationType.Warning)
・エラーメッセージ(赤)
Notify("メッセージ",NotificationType.Error)
・成功メッセージ(緑)
Notify("メッセージ",NotificationType.Success)
など見た目も計4種から選べます。
保存成功のメッセージや、失敗のメッセージなどに利用できます。
PowerApps 画面遷移(画面の移動)をする
Screen間の画面遷移、画面の切り替えの方法です。
事前準備
ScreenAに
・移動 ボタン
ScreenBに
・戻る ボタン
をそれぞれ準備してください。
移動 ボタンの実装
OnSelectプロパティに
Navigate(ScreenB,Fade)
と記述します。
引数に指定したスクリーンに、第2引数で指定したアニメーションの方法で移動します。
戻る ボタンの実装
OnSelectプロパティに
Back()
と記述します。
移動してきたもとの画面(今回はScreenA)に戻ります。
以上です。
PowerApps ギャラリーで選択したデータをフォームから更新する
事前準備
スクリーンAに
・データ選択用Gallery
スクリーンBに
・フォーム
・保存 ボタン
をそれぞれ設置しておいてください。
Galleryとフォームはデータソースを紐づけてある状態にしてください。
データ選択用Galleryの実装
OnSelectプロパティに
EditForm(Form);
Navigation(Screen,Fade)
と記述します。
Formは対象のフォーム、
Screenはフォームを設置したスクリーンを指定してください。
これでギャラリーを選択すると、フォームの画面へ遷移するようになりました。
フォーム Itemの指定
フォームのItemプロパティに
Gallery.Selectedと記述します。
※Galleryは環境に合わせて変更してください。
※このフォームのItemプロパティが、修正モード時に対象となるデータを指定するプロパティになります。場合によりここに変数を入れることもあると思います。
保存 ボタンの処理
OnSelectプロパティに
SubmitForm(Form)
と記述します。
以上です。
これで、ギャラリーで選んだ項目の更新を行えるようになりました。
実際に動かして試してみてください。
ちなみに、F5を押すことで再生モードにすることが可能です。
PowerApps 自前フォームからデータソースへデータを保存する
事前準備
スクリーンAに
・新規登録へ ボタン
スクリーンBに
・フォーム
・保存 ボタン
を予め追加しておきます。
新規登録画面へ ボタンの処理
OnSelectプロパティに
NewFrom(Form);
Navigate(screen,Fade)
と入力します。(カッコの中はご自身の環境によりことなります。おそらく選択肢が自動で出てくれると思いますので、自分で追加したフォームや画面を指定してください。)
ここでフォームを新規登録モードにしています。何となくそういうもんなんだ、と思っていただければ大丈夫です。
保存 ボタンの処理
こちらもOnSelectプロパティに
SubmitForm(Form)
と入力します。フォームの内容を保存せよ、という命令ですね。
今はフォームのモードが新規登録モードなので内部的には登録の処理がされます。
※もしフォームのモードが編集モードのときにSubmitForm()をすると、データが登録ではなく更新されます。同じコードでもモードによって処理が変わってくるんですね。
保存時に前の画面にもどる
保存できたら前の画面に戻ったほうがきっと便利ですよね。
フォームを選択して、OnSucessプロパティに
Back()
と入力します。
以上です。
これでボタンから登録フォームへの画面遷移、保存して元の画面へ戻る、といったことができるようになりました。
PowerApps フォームをカスタマイズする
フォームの項目の変更や見た目の調整などについて。
カスタマイズパネルを表示する
フォームコントロールを選択して、
右のプロパティ欄の画像の黄色いところを押すと、ピロっと
フォームカスタマイズ用のコントロールがでてきます。
扱う項目を変更する
チェックボックスを切り替えて項目を取捨選択できます。
申込者ON
申込者OFF
入力形式を変更する
画像の黄色いところを押すと、項目の型に応じた入力形式を選択できます。
項目の順番を変更する
ドラッグアンドドロップで順番を入れ替えられます。
列数を変更する
画像の位置の数値を変更すると、フォームの列数を変更できます。
1~12で選択できます。
1にした場合、このようになります。
各データカードの大きさを変える
先の手順で2以上の値にした場合、各項目が何列分使って表示するかを指定可能です。
UIでデータカードをつかみ、ドラッグすることで変更できます。
下の場合、3列指定のフォームで、
タイトルが2列
申請日が1列
搬送日時が3列
使用するように指定した状態です。