Power Appsの使い方

Power AppsとPower Automateの使い方やできることがわかるブログを目指しています。

Power Apps Developer Plan に登録しよう!【解説動画あり】

先日 Power Apps Community Plan が名称変更され、Power Apps Developer Plan となりました。

中身に変更はないと思われますが、登録方法を確認していきましょう。

 

Power Apps Developer Plan とは?

Power Apps Developer Plan とは、個人での検証、学習用途の個人環境をもらえるプランです。

無償で利用でき、組織の環境を汚すことなく様々な検証を行うことが出来ます。

また、多くの有償プランの機能を利用できます。

 

Dataverse を触ってみたい。

・プレミアムコネクタを検証したい。

・モデル駆動型アプリを検証したい。

 

このようなニーズに対応することができます。

 

Power Apps Developer Plan ページを開く

下記リンクから Power Apps Developer Plan ページを開く事ができます。

https://powerapps.microsoft.com/ja-jp/developerplan/

 

登録を開始する

ケースにより登録手順が異なります。

 

[ Get started free ] から登録を開始します。

または

[ Exising user? Add a dev environment ] から登録を開始します。

 

多くの方はOffice365をご利用かと思います。その場合は [ Exising user? Add a dev environment ] を選択します。

 

そうでない場合は[ Get started free ] からとなりますが、こちらの手順は今回説明しません。

 

Exising user? Add a dev environment からの登録手順

[ Exising user? Add a dev environment ] を選択するとこのような画面に移動します。

 

 

・国を選択します。

[ 同意 ]を選択します。

 

登録完了

同意すると、Power Apps のホームに移動します。

これで登録は完了です。

 

Developer 環境に移動する

Developer 環境に移動するには、画面右上の環境を選択して、 [ ユーザー名's Environment ]を選びます。もし出てこない場合は、少し時間を置いてからブラウザを更新してみます。

 

この環境内であれば、有償プランの多くの機能を試すことが出来ます。是非活用しましょう。

 

解説動画もあります

Youtubeに解説動画をアップロードしています。こちらも合わせて参考にしてみてください。

youtu.be

 

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Forms の回答を Power Apps でリスト表示してみよう!【作成解説動画あり】

今回は Forms の回答データを参照、一覧表示する Power Apps アプリの作成方法について説明していきます。

 

作成するアプリの機能としては大した機能ではありませんが、更にカスタマイズすることで発展させることができるはずです。最初の足がかりとして、ご参考にしてください。

 

Power Apps 完成イメージ:

f:id:botherntu:20210531132422p:plain

 

大まかな手順

以下の手順で作成します。

 

Forms を作成する

Forms に回答する

・回答をリスト表示するための、 Power Apps を作成する

 

では、手順を見ていきます。

 

Forms を作成する

始めにOneDrive for Business 上からFormsの作成行います。

 

OneDrive for Business を開きます。

・画面上部の New > Forms for Excel を選択します。

・ファイル名を指定して、作成します。

フォームの画面が開くので、適当な質問を入れておきます。

f:id:botherntu:20210531011645p:plain


 

ここまででFormsの作成はOKです。

 

Forms に回答する

後ほどPower Apps で表示したいので、先にFormsに回答してデータを入れておきます。

 

・先の手順に続き、右上のプレビューからプレビューモードにします。

・質問に回答します。

 

Forms から回答すると、先ほど作成したExcelにデータとして登録されていきます。

確認してみましょう。

 

回答後、OneDriveから先程のExcel ファイルを開くとレコードが追加されているのが確認できます。

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確認したExcelを閉じます。

 

Power Apps 作成開始

ここからPower Apps の作成を開始します。

 

データテーブルを追加

Formsのデータはデータテーブルコントロール、もしくはギャラリーコントロールを使用して表示することが出来ます。

今回はデータテーブルを使用してみます。

 

リボンバーから、挿入 > データテーブル でデータテーブルを挿入します。

 

データソースの追加

データテーブルに紐付けるデータソースの設定を追加します。

 

ビュー データソース > データの追加 から OneDrive for Business を選択して参照を追加します。

Excel ファイルの選択 になるので、最初に作成したExcelファイルを選択します。

同様にテーブルも選択し、接続します。

 

これでデータソースの参照設定ができました。

 

データテーブルFormsのデータを指定

データテーブルのItemsに先程のデータソースを指定します。

 

・追加済みのデータテーブルコントロールを選択します。

・先程追加したテーブルを指定します。

 

これで設定完了です。

 

フィールドを設定

続いてフィールドを設定します。

 

・データテーブルコントロールを選択します。

・右のプロパティパネルから、フィールドの編集を選択します。

[ フィールドの追加 ] を押下します。

・表示したいフィールドを選択します。

[ 追加 ] を押下します。

 

 

これでデータが表示できます。

 

データが表示されないときは

もしレコードが表示されない場合は、以下の点を確認してみましょう。

 

Forms に回答済みですか?

Excel を開いている場合は、閉じてください。

[ データ ] から [ 最新の情報に更新 ] をしたり、アプリをリロードしたりしてみましょう。

 

まとめ

今回はリスト表示だけの簡単なものを作成しましたが、発展して機能拡張することも可能です。ご参考にしてください。

 

もしブログだけでは作成が難しい場合は、Youtubeに作成解説動画をアップロードしています。こちらも合わせて参考にしてみてください。

www.youtube.com

 

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Power Apps | 新しいプログラミング言語 英語 が発表されました

Microsoft Build 2021 にて、自然言語解析AI GPT-3 を利用した Power FX コードの自動生成機能が発表されました。

 

これにより、対応言語(現在は英語のみ)で処理を記述すると、Power Apps が数式を出力してくれるようになります。

 

英語でプログラムできます。

対応すれば日本語でもプログラムできます。

 

人の言葉でプログラムが可能に!

ついにプログラミング言語を書くことなく、プログラムを実装することが出来るようになりました。

例では、英語による指示からデータ取得の数式(Power FX)を出力していました。

 

さらに、2つ目の機能として、例から数式出力の機能も発表されました。

表示したい形式(結果)を記述することで、それを実現するための数式を生成してくれる機能です。こちらも非常に強力です。

 

どちらにおいても、どうしたいか、だけ書けばいいので、 Power Apps の知識は全く必要ありません。

 

要するに、メリットとしては?

単純に現状ユーザーが受ける恩恵を端的に表すと、

ノーコードで様々な処理をさせることが可能になりました。

となります。

 

現状実際に触れることが出来ないため、どこまでできるかは把握できていませんが、例ではデータの取得部分を自然言語から生成していました。これだけでも、かなり大きな効果が見込めます。

 

対応している部分に関しては、Power Apps を全く知らなくても作ることが出来ます。

 

コードが不要になった?

どこまでこの機能が対応しているかは不明ですが、

その他の実装は未だに Power FX を使用して人間が実装する必要があります。

 

ただ、今後この機能は拡張されていきます。

完全にノーコードとなり、真にアプリケーション開発の民主化を達成する日を期待して待ちましょう。

その中途であっても、Power Apps 習得の負荷、コストは低減され活用のハードルは下がっていきます。是非活用していきましょう。

 

今すぐ利用できる?

6月から北米でレビューが開始され、順次世界に展開されていくようです。日本がいつかは不明です。

 

AIが作ってくれるなら、実装は理解しなくていい?

そんなことはありません。

 

今回の機能はあくまで実装の候補を教えてくれる機能です。

その候補から実装を選び、 Power Apps に適用させる操作と責任はアプリ作成者にあります。

どのように実装され、どのように動作するかなどは作成者は把握しなければなりません。

もちろん Microsoft AIがおかしな数式を出力しないような仕組みを組み込んでいます。)

 

アプリ作成者の負担があまり変わってないように聞こえますが、一から作成する負荷と生成された数式を理解し、適用する程度の負荷では大きく異なるはずです。

Power FX は理解しやすいはずです。書けなくても、読めればいいんです。

 

同様の機能は拡張されていく

AIによる作成支援は今後も強化されるようです。

Power Apps のみならず Power Platform 全体で同様のAIによる開発支援機能は投資され、強化されていくようです。

 

すでに Power BI には [ 例を使用してテーブルを追加 ] の機能があったりしますね。

 

まとめと感想

今回の機能は市民開発者が一番引っかかる部分の解消に一役買っていると思います。

 

初心者がアプリを作成して、一番引っかかるのがデータの取得、フィルタリング、ソート辺りだと思われます。データ取得の部分はそもそもデータとは・・・・といったような要素も含みますし。

少なくともそこが解消することは大きな進歩です。

 

今回の機能によりそのハードルが無くなることで、確実に Powe Apps 利用のハードルは下がりました。今後の機能拡張にも期待しつつ、積極的に新機能を活用していきましょう。

 

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参考URL

Introducing Power Apps Ideas: AI-powered assistance now helps anyone create apps using natural language

https://powerapps.microsoft.com/en-us/blog/introducing-power-apps-ideas-ai-powered-assistance-now-helps-anyone-create-apps-using-natural-language/

 

Power Apps | Dataverse for Teams データが通常Appからも参照できるようになった!

少し前に試したときはできなかったのですが、先日試した所 https://make.powerapps.com/ から作成したアプリからも Dataverse for Teams のデータを参照できるようになっていました。

 

iOS アプリからも問題なし!

以前は iOS Power Apps アプリからは参照できていなかったのですが、そちらも問題なく参照できています。

 

作成環境の統合の流れ?

今後アプリ作成環境が統合されていくようなので、その流れで参照できるようになったのかもしれません。

 

これでまたデータソース選択の幅が広がったのではないでしょうか。今後のアップデートにも期待ですね。

 

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Power Virtual Agents app in Microsoft Teams は組織全体で共有できる!

作成したチーム内でしか共有できなさそうなイメージの Power Virtual Agents app in Microsoft Teams ですが、実は組織全体に共有することができます。

 

デフォルトではチームメンバーに対してのみ共有されていますが、アクセス権の設定を変更すると組織全体に共有することができます。

 

アクセス権の設定方法

設定を行いたい Power Virtual Agent を開き、

 

管理 > セキュリティ > アクセス

 

設定パネルが開くので、共有対象を組織全体に設定します。

 

これで組織全体に共有することができます。

 

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