Forms の回答を Power Apps でリスト表示してみよう!【作成解説動画あり】
今回は Forms の回答データを参照、一覧表示する Power Apps アプリの作成方法について説明していきます。
作成するアプリの機能としては大した機能ではありませんが、更にカスタマイズすることで発展させることができるはずです。最初の足がかりとして、ご参考にしてください。
Power Apps 完成イメージ:
大まかな手順
以下の手順で作成します。
・Forms を作成する
・Forms に回答する
・回答をリスト表示するための、 Power Apps を作成する
では、手順を見ていきます。
Forms を作成する
始めにOneDrive for Business 上からFormsの作成行います。
・OneDrive for Business を開きます。
・画面上部の New > Forms for Excel を選択します。
・ファイル名を指定して、作成します。
・フォームの画面が開くので、適当な質問を入れておきます。
ここまででFormsの作成はOKです。
Forms に回答する
後ほどPower Apps で表示したいので、先にFormsに回答してデータを入れておきます。
・先の手順に続き、右上のプレビューからプレビューモードにします。
・質問に回答します。
Forms から回答すると、先ほど作成したExcelにデータとして登録されていきます。
確認してみましょう。
回答後、OneDriveから先程のExcel ファイルを開くとレコードが追加されているのが確認できます。
・確認したExcelを閉じます。
Power Apps 作成開始
ここからPower Apps の作成を開始します。
データテーブルを追加
Formsのデータはデータテーブルコントロール、もしくはギャラリーコントロールを使用して表示することが出来ます。
今回はデータテーブルを使用してみます。
・リボンバーから、挿入 > データテーブル でデータテーブルを挿入します。
データソースの追加
データテーブルに紐付けるデータソースの設定を追加します。
・ビュー データソース > データの追加 から OneDrive for Business を選択して参照を追加します。
・Excel ファイルの選択 になるので、最初に作成したExcelファイルを選択します。
・同様にテーブルも選択し、接続します。
これでデータソースの参照設定ができました。
データテーブルにFormsのデータを指定
データテーブルのItemsに先程のデータソースを指定します。
・追加済みのデータテーブルコントロールを選択します。
・先程追加したテーブルを指定します。
これで設定完了です。
フィールドを設定
続いてフィールドを設定します。
・データテーブルコントロールを選択します。
・右のプロパティパネルから、フィールドの編集を選択します。
・[ フィールドの追加 ] を押下します。
・表示したいフィールドを選択します。
・[ 追加 ] を押下します。
これでデータが表示できます。
データが表示されないときは
もしレコードが表示されない場合は、以下の点を確認してみましょう。
・Forms に回答済みですか?
・Excel を開いている場合は、閉じてください。
・[ データ ] から [ 最新の情報に更新 ] をしたり、アプリをリロードしたりしてみましょう。
まとめ
今回はリスト表示だけの簡単なものを作成しましたが、発展して機能拡張することも可能です。ご参考にしてください。
もしブログだけでは作成が難しい場合は、Youtubeに作成解説動画をアップロードしています。こちらも合わせて参考にしてみてください。
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