Dataverse for Teams 容量が20倍に!
この程 Dataverse for Teams の容量が拡張され、作成可能環境数が最大約10000と、今までの20倍の数作れるようになりました。
今まではテナントあたり1TBまででした。めちゃくちゃ容量増えてます。
感想
今まででも、中小企業ではそうそう制限に達することはなさそうでしたが、大きいところではまだ不足することがあったようです。
この容量緩和で限られたリソースを奪い合う悲しい悲劇が緩和されることを祈ります。
細かい内容は下記を参照してください。
About the Microsoft Dataverse for Teams environment
https://docs.microsoft.com/en-us/power-platform/admin/about-teams-environment#capacity-limits
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Power Automate Desktop 無料化!誰でも使えるように!
2021/03/03 より、Power Automate Desktop がWindows10に付帯され、追加の費用なしに使えるようになりました!やったぜ!
これでRPAし放題です。
ダウンロード
手動でダンロードするには以下からできます。
ダウンロードページ
https://flow.microsoft.com/ja-jp/desktop/
※Power Automate Desktop の旧名は UI Flow です。
ソフトのインストール時などに出てくるかもなので注意。
ただ、利用する際の前提条件があります。下記に載っているので確認しておきましょう。
前提条件
https://docs.microsoft.com/en-us/power-automate/desktop-flows/setup#prerequisites
感想
今までは月額で費用がかかっていましたが、今後は費用なし!
ますます Power Automate クラウドフロー の活用の幅が広がりますね。
ただ、無償だからといって本来 Power Automate クラウドフロー でやるべきことを Power Automate Desktop でやろうとするのはおすすめできません。
きっと不幸なことになります。
そこはしっかり役割分担して、うまいことつかっていきたいですね。
ライセンス間の差異などは追って確認してみようと思います。
耳寄り情報
【Windows 10 なら追加費用なしで利用可能】Power Automate Desktop for Windows 10 の利用開始手順
https://qiita.com/maekawawawa/items/9edbd4c33b780fb2b8ec
非常にわかりやすい利用開始手順の記事です。
緊急開催!Windows 10なら無料で出来るPower Automate Desktop勉強会!
https://connpass.com/event/206103/
初心者向けイベントが3/11にあるみたいです。多分Youtube配信?要チェックです!
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ForAll + Patch で複数レコードを一括更新する with ThisRecord
以前同様の記事を書きましたが、Power Apps の機能が強化されもっと簡単に一括更新が行えるようになりました。(ThisRecord機能は結構前にアップデートされてた)
こちらの記事では、ThisRecordを使用した更新方法について書いていきます。こちらのほうがコードの可読性も向上しますので、おすすめです。
やり方
こんな感じで実装できます。
ForAll(
colItems,
Patch(
DataSourceItems,
LookUp(DataSourceItems As Item,Item.ID = ThisRecord.ID),
{
Cost: ThisRecord.Cost,
Status: ThisRecord.Status
}
)
)
以前のやり方に比べて、かなりスッキリ記述することができています。
ThisRecordについて
ThisRecordはForAll()やFilter()などで現在のレコードを参照するプロパティです。感覚的にはGalleryのThisItemに近いです。ThisRecordが使用可能な関数が入れ子になっている場合は、一番階層の深いものを参照します。親階層は参照できません。
参考URL
ThisRecord 演算子
https://docs.microsoft.com/ja-jp/powerapps/maker/canvas-apps/functions/operators#thisrecord-operator
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Power Apps x No Code でなにができる?
当初はノーコードアプリ作成プラットフォームと謳われていた気がする Power Apps。
Power Apps でノーコード縛りでなにができるか、あんまり意味はないですがちょっと考えてみました。
ノーコードの定義
ここでは関数を自分で書かないことと定義。コピペも不可。
UIポチポチで入力できるものは可。
ノーコードでできそうなこと
なんとなく、以下のようなことができそうです。
簡易なデータ操作アプリを作れる
Power Apps にはデータソースを指定すると自動でアプリを作成してくれる機能があります。
これを利用して、簡単なデータの一覧表示、登録、修正、削除機能を持ったアプリを作成できます。
よく挙げられるSharePoint や Excel、 Common Data Service( Microsoft Dataverse )だけでなく、他にも SQLServer や MySQL など、多くのデータソースに対応しています。
自社システムの簡易なデータ管理アプリなどは簡単に作れそうです。
モデル駆動型アプリを作れる
モデル駆動型アプリも関数を書くことなく構築することができます。
モデル駆動型アプリはアプリを作成するというよりは、アプリの設定をしていくようなイメージで作ることができます。
以前はライセンスが Plan1 Plan2 と別れており、利用のハードルになっていましたが今は有償ライセンスがあればプランによらず利用することができます。
キャンバスアプリのような自由度はありませんが、業務フローに則った定形業務に対しては非常に効果的なアプリを作成することができます。まだ触ったことがない方は是非モデル駆動型アプリも触ってみてください。
キャンバスアプリで、プレゼンアプリやモックなどが作れる。
キャンバスアプリで考えてみると、ひとまずUIコントロール類は配置できそうです。
また、キャンバスアプリは基本的に関数を駆使して構築していきますが、UI上のボタン操作でごく一部の機能を利用することができます。
アクションタブから、以下のようなことができそうです。
・画面遷移の実装
・コレクションへのデータ追加(InputTextなどの入力テキストをコレクションに入れるなど)
・コレクションのデータ削除
・コレクションやデータソースのレコード一覧表示
Filter()関数を使用したフィルタリングはルール違反なので実装できませんが、Microsoft Dataverse でビューを設定しておけば、ビューのフィルタリング情報を利用してフィルタすることができます。
上記を整理してみると、こんな感じ。
キャンバスアプリでできそうなことの整理
・UIの作成
・画面遷移
・コレクションへのデータ挿入と削除
・コレクションやデータソースのレコード一覧表示
・フィルタレコードの一覧表示(Microsoft Dataverse のみ)
上記を駆使してモックアプリなどは作成できそうです。
ノーコードにこだわる意味はあるのか・・・?
ここまで読まれた方、ノーコードにこだわる意味はなにかあるのか・・・?と思われたかもしれません。
私もそう思います。そういう事を伝えたくて、この無駄な記事を書きました。
ノーコード = 簡単 = 誰でもできる!
なんとなく、そんなイメージを持たれると思います。
なら、上記のことは皆さんできますよね?
モデル駆動型、使いこなせますよね?
かっこいいモックアプリも簡単につくれますよね?
実際はそんなことないと思います。関数を書かなくたって、他にも考えることはいろいろあります。かっこいいアプリなんてセンスも必要です。
要するに、"ノーコードだから"とか、そういうレッテル張りって意味がないと思うんです。レッテルを貼って諦めたり、挑戦したりするのをやめたりして欲しくないなと思います。
Power Apps はだれでもアプリを作れる!?
Power Apps はだれでも(非開発者、業務担当者)、自分が必要としているアプリを自分の手で作成することができるアプリ作成プラットフォームです。と、Microsoftの製品ページには書かれています。
実際、通常のプログラミングよりはるかに少ない手順でアプリを構築することができます。覚えることも少ないです。
この "だれでも" のところで、ユーザーと Microsoft のメッセージで相違が発生している気がします。
だれでも、なんの努力もなしに、作れる、というわけではないです。
もちろんアプリの作成方法について知る、ということもそうですが、ざっくりいうと"少しだけ開発者の領域を学ぶ必要がある"ということ。このメッセージが全く含まれていないんです。
だれでも = 開発者でなくても = 開発の事を1ミリも知らなくていい!
ということではないんです。ちょっとだけ、開発者の領域に踏み込む必要があります。
ただ、別に何も難しいことはありません。開発者、プログラマーの方々も元は文系卒だったり、専門学校卒だったりでも問題なくプロフェッショナルとして活躍されています。生まれたときから開発者の人間なんていないんですから、できないってことはないはずです。
それも、ほんの少しの領域だけでいいんです。
それだけで、自分が欲しいと思っている理想のアプリを作ることが出来るんです。
是非、挑戦してみてください。誰にでも、Power Apps は扱えると私は信じています。
私を信じて、Power Apps に挑戦してみてください。
最後に市民開発者の方へ
できることから、まずはやってみましょう。興味があれば、もっとできることを増やしていければいいと思います。開発者ではないからこれはできないとか、無理とか言うこともありません。開発者も生まれたときから開発者ではないんですから。
開発者のほうが Power Apps の習得は容易でしょうが、それは新しいことへの挑戦に慣れているから、というだけな気もします。Power Apps も癖が強いので、すんなり扱えるかというと開発者もそうではないはず。開発者もがんばっているんです。
自分が欲しい物を自分で作れたら最強です。是非最強を目指しましょう。
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一緒に Power Apps 勉強しましょう!どなたでもご参加いただけます。
途中参加、途中離脱もOKです。
ゆるくやってますので、ゆるーくご参加ください。
Power Apps もくもく系コミュニティ #おうじゃさんといっしょ
Microsoft Dataverse の日時カラムにはミリ秒まで入るっけ?
作成順ソートについて考えていたときに、日時カラムにミリ秒まで入るっけ?というのがあやふやになってきたので試してみました。多分入らないと思うけど・・・
やったこと
Microsoft Dataverseテーブルに日時型のカラムを用意して、ミリ秒までのデータを入れられるか試してみた。
Patch()実装
Patch(TestSerialNumberTable,Defaults(TestSerialNumberTable),{CreatedOnMs:DateTimeValue("2020/12/16 01:01:01.123")});
結果
ミリ秒のデータを入れようとしても、秒までしか入りませんでした。
ミリ秒まで入ったとして、一意性が保証されるわけではないので確実な作成順ソートには使えないですけどね・・・。
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