Power Appsの使い方

Power AppsとPower Automateの使い方やできることがわかるブログを目指しています。

PowerApps ボタンやラベルなどのコントロールでよく使う基本プロパティについて

ボタンやラベルなどのコントロールのプロパティでよく使う基本項目について書いてみます。

 

Text

表示するテキストを設定できます。

Value

チェックボックス、スライダー、ラジオボタンなどにあります。

コントロールの値です。

Items

ギャラリーやドロップダウン、ラジオボタンなどにあります。

表示するデータソースやコレクションなどを指定します。

OnSelect

ボタンやアイコン、ギャラリーなどにあります。

ボタン押下時に実行する関数を記述できます。

OnChange

テキストやラジオボタンなどにあります。

値が変わったときに実行する関数を記述できます。

Visible

表示、非表示を設定できます。

DisplayMode

View / Edit / Disabled のモードがあります。

Viewモードではボタンは反応しなくなります。

Editモードではボタンが反応します。

Disabledモードではグレーアウトして無効になってるぽくなります。

見た目のデザイン

各コントロールを選択した状態で、上部メニューのホーム>から

背景色、文字色、フォントサイズ、太さなどを設定できます。

 

基本的なコントロールについて詳しくはこちら

docs.microsoft.com

 

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Power Apps Power Automate に関する技術支援を提供しています。

Power Apps / Power Automate 技術支援サービス | ZEE CitizenDevSupport

https://powerapps.zee-citizendevsupport.com/

 

PowerApps 画面上部にバナー通知を表示する

簡単なメッセージを表示できる関数があります。

 

Notify()関数を使用すると、このようなバナー表示を出すことができます。

 

f:id:botherntu:20180824014124g:plain

 (無駄なものがいくつかあって見にくくてすみません)

 

Notify("表示するメッセージ")

OnSelectなどに上記のように記述すると使えます。

また、第2引数も指定することができ、

 

・警告メッセージ(黄色)

Notify("メッセージ",NotificationType.Warning)

 

・エラーメッセージ(赤)

Notify("メッセージ",NotificationType.Error)

 

・成功メッセージ(緑) 

Notify("メッセージ",NotificationType.Success)

など見た目も計4種から選べます。

 

保存成功のメッセージや、失敗のメッセージなどに利用できます。

PowerApps 画面遷移(画面の移動)をする

Screen間の画面遷移、画面の切り替えの方法です。

 

事前準備

ScreenAに

・移動 ボタン

 

ScreenBに

・戻る ボタン

 

をそれぞれ準備してください。

 

移動 ボタンの実装

OnSelectプロパティに

 

Navigate(ScreenB,Fade)

 

と記述します。

引数に指定したスクリーンに、第2引数で指定したアニメーションの方法で移動します。

f:id:botherntu:20180821223705p:plain

 

戻る ボタンの実装

OnSelectプロパティに

 

Back()

 

と記述します。

移動してきたもとの画面(今回はScreenA)に戻ります。

f:id:botherntu:20180821223850p:plain

 

以上です。

PowerApps ギャラリーで選択したデータをフォームから更新する

事前準備

スクリーンAに

・データ選択用Gallery

 

スクリーンBに

・フォーム

・保存 ボタン

 

をそれぞれ設置しておいてください。

Galleryとフォームはデータソースを紐づけてある状態にしてください。

 

 

データ選択用Galleryの実装

OnSelectプロパティに

 

EditForm(Form);

Navigation(Screen,Fade)

 

と記述します。

Formは対象のフォーム、

Screenはフォームを設置したスクリーンを指定してください。

 

これでギャラリーを選択すると、フォームの画面へ遷移するようになりました。

f:id:botherntu:20180821004645p:plain

 

フォーム Itemの指定

フォームのItemプロパティに

Gallery.Selectedと記述します。

 

※Galleryは環境に合わせて変更してください。

f:id:botherntu:20180821005208p:plain

 

※このフォームのItemプロパティが、修正モード時に対象となるデータを指定するプロパティになります。場合によりここに変数を入れることもあると思います。

 

保存 ボタンの処理

OnSelectプロパティに

 

SubmitForm(Form)

 

と記述します。

f:id:botherntu:20180821005511p:plain

 

以上です。

 

これで、ギャラリーで選んだ項目の更新を行えるようになりました。

実際に動かして試してみてください。

 

ちなみに、F5を押すことで再生モードにすることが可能です。

PowerApps 自前フォームからデータソースへデータを保存する

事前準備

スクリーンAに

・新規登録へ ボタン

 

スクリーンBに

・フォーム

・保存 ボタン

 

を予め追加しておきます。

 

新規登録画面へ ボタンの処理

 

OnSelectプロパティに

 

NewFrom(Form);

Navigate(screen,Fade)

 

と入力します。(カッコの中はご自身の環境によりことなります。おそらく選択肢が自動で出てくれると思いますので、自分で追加したフォームや画面を指定してください。)

ここでフォームを新規登録モードにしています。何となくそういうもんなんだ、と思っていただければ大丈夫です。

 

f:id:botherntu:20180821000704p:plain

 

保存 ボタンの処理

こちらもOnSelectプロパティに

SubmitForm(Form)

 

と入力します。フォームの内容を保存せよ、という命令ですね。

今はフォームのモードが新規登録モードなので内部的には登録の処理がされます。

 

f:id:botherntu:20180821001459p:plain

 ※もしフォームのモードが編集モードのときにSubmitForm()をすると、データが登録ではなく更新されます。同じコードでもモードによって処理が変わってくるんですね。

 

保存時に前の画面にもどる

保存できたら前の画面に戻ったほうがきっと便利ですよね。

 

フォームを選択して、OnSucessプロパティに

Back()

 

と入力します。

f:id:botherntu:20180821002240p:plain

 

以上です。

 

これでボタンから登録フォームへの画面遷移、保存して元の画面へ戻る、といったことができるようになりました。

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