Common Data Service x Power Automateでトランザクション処理を行う
Common Data Serviceに対してトランザクション処理を行いたい場合、Power Automateで行うことができます。
トランザクションでなにができる?
トランザクション(変更セット、Change set)内では、CDSの
・Create
・Update
・Delete
が実行可能です。
処理の途中でエラーが発生すると、それまでのアクションは無効可されてなかったことにしてくれます。
一連の連動したアクションを実行したい場合に利用できます。
手順
まずソリューションからFlowを新規作成します。
トリガーはとりあえずなんでもいいです。
Common Data Service (current environment) コネクタの
Executes a changeset requestアクションを選択します。
※Executes a changeset requestが見当たらない場合はコネクタが間違っていないか確認してください。
Executes a changeset requestアクションの中に、トランザクションに含めたいアクションを追加していきます。この中ではCDSのCreate,Update,Deleteアクションのみ追加することができます。
成功パターン
DeleteやCreateなど異なるアクションも組み合わせることができます。
失敗パターン
試しに途中で失敗する処理を実行したところ、無事に途中の処理をなかったことにしてくれました。
注意点
手順にもありますがソリューションからPower Automateを作成する必要があります。
マイフローからは作成できません。
また、コネクタが2種類出てくる場合は、Common Data Service (current environment) を選択してください。
参考URL
Whats new in common data service connector
https://www.briteglobal.com/blogs/community/whats-new-in-common-data-service-connector/